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まれなRh血液型ランキング!あなたのRh血液型はレアかな?

イントロダクション

こんにちは皆さん!今回は、まれなRh血液型についてのランキングをご紹介します。Rh血液型は、赤血球の表面に存在するRh因子の有無によって分類されます。一般的にはRh陽性(Rh+)とRh陰性(Rhー)の2つに分けられますが、その中でもさらにまれな血液型が存在します。これらの血液型は非常に珍しく、独自の特徴を持っています。それでは、まずはRh血液型の基本的な説明から始めましょう!

Rh血液型は、Rh因子の有無によって分類されます。Rh因子は、赤血球の表面に存在するタンパク質で、Rh陽性(Rh+)の場合にはこのタンパク質が存在し、Rh陰性(Rhー)の場合には欠けています。日本人のRh陽性の人は約99.5%の割合であり、Rh陰性の人は約0.5%の割合です。

さて、それではまれなRh血液型のランキングをご紹介します。以下には、日本人の中でまれな血液型のうち、特にオリジナリティ溢れる血液型をピックアップしました。それぞれの血液型について、特徴やパーセンテージを詳しく解説します。

・Rh-(Rh陰性): まあまあレア

Rh因子が欠如している血液型であり、Rh陽性の血液型とは異なります。Rh-の人々は、Rh陽性の血液型の人々から輸血を受け取ると免疫反応が起こる可能性があります。Rh-の割合は、一般的に日本では0.5%程度です。

 

・weak D(D弱陽性):レア

weak DはRh因子の一種であり、通常のRh陽性の血液型よりも少ないD抗原を持っています。Rh陽性とは異なる形態のD抗原を持つため、稀に輸血時の免疫反応が起こることがあります。

 

・Del(デル型): 超レア

Delは一般的なRh陽性の血液型から欠損したD抗原を持っています。Del型の人々は、通常のRh陽性の血液型と同様に輸血を受け取ることができますが、血液型鑑定の際に正確な結果が出ないことがあります。Del型の割合は日本人で0.05%です。一応D陽性として扱います

 

・D- -(読みはDダッシュダッシュ):ウルトラレア

D- -は、一般的なRh陽性の血液型に比べD抗原のみが非常に多く発現しています。D陽性として扱われます。D- -型の日本人の割合は20万人に一人、0.000005%です。

 

・Rhnull(Rhナル): スーパーウルトラレア

Rhnullは最も希少な血液型の一つであり、Rh因子の全ての抗原を欠損しています。Rhnull型の人々は、通常のRh陽性の血液型との輸血互換性がなく、希少な特殊な輸血製品が必要です。Rhnull型の割合は非常に稀で、世界中で50〜60人ほどしか確認されていません!

 

・まとめ

まれな代表的なRh血液型には、Rhー、weakD、Del、D- -、Rhnullがあります。本当はまだあります。それぞれの血液型は、日本人の中では希少で、独自の特徴を持っています。血液型は、輸血や妊娠において重要な要素であり、個人の健康に関わる重要な情報となります。これらのまれなRh血液型についての理解は、医療現場や個人の健康管理において役立つことでしょう。

 

・余談

昔、ある番組でD--を紹介していたんですが、その時Dバーティバーって言ってたんですよね。あの読みは実は正しくないんです笑

 

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・参考文献

1. Rh Blood Group System. (n.d.). Retrieved from https://www.britannica.com/science/Rh-blood-group-system

2. ポケットマスター臨床検査知識の整理 臨床免疫学